季語|遅日(ちじつ・おそきひ・おそひ) 三春の季語 遅日 暮遅し(くれおそし)・暮かぬる(くれかぬる)・夕永し(ゆうながし) 春は、日脚がのびて、暮れの遅さを実感するようになる。その春の一日のことを遅日と言い、なかなか沈まない太陽のこともまた遅日という。 【遅日の俳句】 遅き日のつもりて遠きむかし哉 与謝蕪村 黒板の遅日の文字の消し残し 中村汀女