季語|蔦紅葉(つたもみじ)

晩秋の季語 蔦紅葉

錦蔦(にしきづた)

蔦紅葉の季語と俳句ブドウ科ツタ属の蔦は「夏蔦」とも呼ばれ、9月から11月頃にかけて紅葉する。ウコギ科の「キヅタ」などは「冬蔦」とも呼ばれ、紅葉しない。
紅葉するという意味の「もみつ」が、平安時代以降濁音化して「もみづ」となり「もみじ」の語源になったと言われている。尚、「もみつ」は染色に関わる言葉で、「揉み出づ」のこと。ベニバナを揉んでで染め上げた絹織物のことを、紅絹(もみ)といった。「つた」の名称は、伝(つた)って伸びる性質から名づけられた。

【蔦紅葉の俳句】

蔦紅葉巌の結界とざしけり  大野林火

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