三冬の季語 木の葉
季語の「木の葉」は、散ったり散り残ったりしている樹木の葉のことで、冬の季語となる。取るに足らないことも「木の葉」になぞらえて表現する。つれづれ草百五十五段に、「木の葉の落つるも、先づ落ちて芽ぐむにはあらず。下より萌しつわるに耐えずして落つるなり」と、木の葉散ることは春の兆しとの見方がある。
木の葉をもって歌にたとえたと言われる万葉集にも、
奥山の木の葉隠りて行く水の 音聞きしより常忘らえず
など、木の葉を詠んだ歌が掲載されている。
季語の「木の葉」は、散ったり散り残ったりしている樹木の葉のことで、冬の季語となる。取るに足らないことも「木の葉」になぞらえて表現する。つれづれ草百五十五段に、「木の葉の落つるも、先づ落ちて芽ぐむにはあらず。下より萌しつわるに耐えずして落つるなり」と、木の葉散ることは春の兆しとの見方がある。
木の葉をもって歌にたとえたと言われる万葉集にも、
奥山の木の葉隠りて行く水の 音聞きしより常忘らえず
など、木の葉を詠んだ歌が掲載されている。