三冬の季語 咳
咳く(しわぶく)
「咳き(しわぶき)」ともいう。気道に侵入した異物を吐き出す防御反応が「咳」であり、体温が下がって免疫力が低下する冬場には、咳をすることが多くなる。また、乾燥しやすい冬場には、喉の粘液が薄くなり、咳が出やすい。
咳には、インフルエンザや新型コロナなどの病原体によるものや、喘息、アトピーによるものなど、様々な要因がある。また、その要因によって、痰のからまった咳になったり、乾いた咳になったりする。痰のからまった咳は下気道の病気、乾いた咳は上気道の病気を疑う必要がある。
【咳の俳句】
咳の子のなぞなぞあそびきりもなや 中村汀女
咳をしても一人 尾崎放哉