俳句

季語|松露(しょうろ)

晩春の季語 松露

松露松露は、ショウロ科ショウロ属のキノコの一種で、形は球体でトリュフに似る。本州から九州の海辺の松林に春や秋に見られるが、希少価値が高い。食味は美味で香りもよい。
現代では春の季語に分類することが多いが、俳諧歳時記栞草(1851年)では、秋之部八月に分類される。松の津液が凝結してできたものだと考えられ、そのため「松露」の名がついた。

トリュフにはセイヨウショウロの和名があるが、ショウロは担子菌門であるのに対して、こちらは子嚢菌門で、同じキノコではあるが、分類学上は全くの別物である。また、ニセショウロというよく似たキノコもあるが、これは毒キノコになる。ショウロの内部が白色であるのに対し、こちらは内部が黒い。

【松露の俳句】

砂丘つみ重ねて僅か松露あり  百合山羽公

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