季語|時化(しけ)

三秋の季語 時化

時化悪天候のために海上が荒れることを「時化」と呼び、「湿気る(しける)」が語源になっていると考えられている。漁との関連で使用されることが多く、かつては、天候の悪化を予想しながら使われていたと言われる。
現在では気象用語にもなっており、波高が4mを超えると「しける」と言う。さらに、6mから9mまでの波高では「大しけ」、9mを超えると「猛烈にしける」と言う。
台風接近時に耳にすることが多く、最近になって秋の季語として使われ始めた。

【時化の俳句】

時化波の運河に魂を送りけり  加藤三七子

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