季語|椋鳥(むくどり) 三秋の季語 椋鳥 ムクドリは、スズメ目ムクドリ科に属する留鳥で、椋の実を好み、椋の木でよく観察されるために「椋鳥」の名がついている。 夏の繁殖期を過ぎると、大きな群れを形成して街路樹などで寝るようになるため、秋の夕方に目立つ鳥である。「ギャーギャー」と鳴く声は大きく、騒音と認識されることが多く、糞害も問題になっている。 俳諧歳時記栞草(1851年)では秋之部八月に分類され、「その声、鵯に似て喧く、好んで群をなす」とある。 【椋鳥の俳句】 椋鳥渡る山に焚火を消しをれば 大野林火