季語|麗か(うららか)

三春の季語 麗か

麗(うらら)うらら

季語と俳句で麗か春の晴天は、長閑。俳諧歳時記栞草には「春色の百花咲乱れ、鳥獣山川までもいろめきて春をかざる意也」とある。
「麗か」は、「明るくほがらかな声の様」や「晴れ晴れとした気持ち」をも指す言葉である。瀧廉太郎の「花」は、「春のうららの隅田川」の歌い出し。これは、源氏物語「胡蝶」の

春の日のうららにさして行く舟は 棹の滴も花ぞちりける

を下地にしている。
長閑な曲調ではないが、「うらら」で始まる1973年の流行曲、山本リンダの「狙いうち」も印象的。

万葉集には大友家持の和歌で

うらうらに照れる春日にひばり上がり 心悲しもひとりし思へば

があり、「うらら」の原型を見ることができる。
「うらら」の語源は「ゆらゆら」にあるという説がある。

【麗かの俳句】

うらゝかや女つれだつ嵯峨御堂  正岡子規

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