椎本才麿 しいのもとさいまろ 大阪俳壇の重鎮 明暦2年(1656年)~元文3年1月2日(1738年)。大和国宇陀(奈良県)出身。通称八郎右衛門。山本西武に師事し、則武(のりたけ)という。宇陀家の家老・佐々木氏の養子となったが、事情により浪人。椎本氏を名乗り、井原西鶴に師事した折には、西丸・西麿と号す。後に西山宗因に師事し、才麿に改めた。小西来山の後ろ盾を得て、大坂俳壇の中心人物となる。著書に「誹諧坂東太郎」(1679年)「椎の葉」(1692年)など。 ▶ 椎本才麿の俳句