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松永貞徳 

しをるるは何かあんずの花の色 
残暑をも推しだす風のちから哉 
駒につのできねどかへるつばめ哉 
睦月てふいづれ始めの御ン時 
甜らせて養ひ立てよ花の雨 
冬ごもり虫螻までも穴かしこ 
皆人の昼寝の種や秋の月 
雪月花一度に見するうつぎかな 
蛍火は野中のむしの灸かな