俳句

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杉山杉風 

月の頃は寐に行夏の川辺哉 
がつくりと抜け初むる歯や秋の風 
野の露によごれし足を洗ひけり 
気をつけて見るほど寒し枯すすき 
春待つや根越の芭蕉雪がこひ 
瘠顔に団扇をかざし絶し息 
蚊のすねも達者に見ゆる夏の中 
春の野は気の広うなる初めかな 
霜踏んで跡に見えたる朽葉かな 
若水に皺影笑ふあしたかな 
あけぼのや霜にかぶなの哀れなる