俳句例句(季語から)



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閑さや岩にしみ入る蝉の声  松尾芭蕉(おくのほそ道)
せみなくやつくづく赤い風車  小林一茶
子を殴ちしながき一瞬天の蝉  秋元不死男
暁やうまれし蝉のうすみどり  篠田悌二郎
青空を吸ひ込み蝉の穴は消ゆ  夏石番矢
蝉聞きて夫婦いさかひ恥づるかな  井原西鶴
鳴きやめて飛ぶ時蝉の見ゆるなり  正岡子規
死後涼し光も射さず蝉も鳴かず  野見山朱鳥
からからに身は成果て何とせみ  山本西武
しくしくと蝉鳴き暮の雨光る  野村朱鱗洞

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