俳句

季語|椎の花(しいのはな)

仲夏の季語 椎の花

花椎(はなしい)

スダジイの花椎は、ブナ科クリ亜科シイ属の常緑広葉樹の総称で、日本にはスダジイとツブラジイが自生している。マテバシイ属のマテバシイの花も「椎の花」として詠んで差し支えないが、通常、「椎」と言った場合「スダジイ」を指す。
花は淡黄色で、6月頃に樹を覆うように咲く。雌雄同株ではあるが、雄花は新枝の下部から垂れ、雌花は新枝の上部に直立する。雄花は栗の花に似た生臭い香りを漂わせる。元は風媒花であったものが、虫媒花へ進化したものだと考えられている。

「しい」の語源は、下に落ちている実を意味する「したひ」が転訛したものとの説がある。

【椎の花の俳句】

椎の花友の境涯もてあそぶ  草間時彦

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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