俳句

季語|鱧(はも)

三夏の季語 

祭鱧(まつりはも)鱧の皮(はものかわ)

鱧の俳句と季語ウナギ目ハモ科に分類される海水魚で、体調1~2メートル。日本では本州中部以南に見られ、白身の高級魚として、特に関西で珍重される。
口が目の後ろまで裂けた独特の風貌を持ち、「はも」の名は、そこから連想される「食む(はむ)」に由来しているという説がある。

日本では、鱧は縄文時代から食されてきたと考えられている。ただ、小骨が多く、食するには骨切りをする。骨切りをした鱧は湯引きして、梅肉や酢味噌で食べるのが一般的である。鱧を蒲鉾などに使った時には、残った皮を二杯酢で食したりするが、これを「鱧の皮」と言う。

鱧の旬は7月で、京都の祇園祭に重なるために、このころの鱧は「祭鱧」とも呼ばれる。また祇園祭は、客人を鱧料理でもてなすことから、「鱧祭り」の別名もある。
初夏の出始めの鱧は「水鱧」ともいう。

【鱧の俳句】

大粒の雨が来さうよ鱧の皮  草間時彦
夕風にととのふ鉦や祭鱧  桂信子

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