俳句

季語|大根の花(だいこんのはな)

晩春の季語 大根の花

花大根(はなだいこん)

大根の花アブラナ科ダイコン属の越年草「大根」の花は、白や薄紫の四弁花である。冬の季語になる秋まきされた「大根」を放っておくと、4月から5月ころに、春の季語になる「大根の花」を咲かせる。花が咲いてしまうと、根の部分に鬆(す)が入り、食用にならなくなる。
アブラナ科の植物にハナダイコンという種類もあるが、花期や形状はよく似ているものの、大根とは別のハナダイコン属となり、根は食べられず、葉や花を食す。

俳諧歳時記栞草(1851年)には、「大根の花」で春之部二月に分類されている。

▶ 関連季語 大根(冬)

【大根の花の俳句】

大根の花や青空色足らぬ  波多野爽波
夕月は母のぬくもり花大根  古賀まり子

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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