俳句

季語|金盞花(きんせんか)

晩春の季語 金盞花

金盞花キク科キンセンカ属キンセンカは、地中海沿岸原産の一日花で、12月から5月頃に花が見られる。「常春花」「長春花」「ときしらず」と呼ばれたり、冬咲の「冬しらず」と呼ばれるものもあり、花期は長いが、花の最盛期である晩春の季語となる。
江戸時代に中国から渡来したと言われているが、室町時代にはすでに入ってきており、「長春花」と呼ばれていたという説がある。また、江戸時代に入ってきたのは花が大きい「唐金盞花」と呼ばれるもので、「本金盞花」と呼ばれる小型のものが、それ以前からあったという説もある。
「金盞花」は中国でつけられた名前で、語源は、その花色と形にあり、「金色の盃」という意味。

イギリスでは聖母マリアの祝日を祝う花として「マリーゴールド」と呼ばれていたが、メキシコ原産のマンジュギク属の花が入ってきた時に、その名を譲り、「ポット・マリーゴールド」と呼ばれるようになった。「鉢植えのマリーゴールド」という意味である。

【金盞花の俳句】

金盞花あまりし命何なさむ  角川源義

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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