俳句

季語|亀鳴く(かめなく)

三春の季語 亀鳴く

亀鳴くの俳句と季語亀には声帯がないため、鳴くことはない。ただし、擦過音と呼ばれる呼吸音に近いものが、「クー」などと聞こえることがある。また、「シュー」と威嚇音を立てることも知られている。
歌人・俳人の空想を揶揄する時に取り上げられることもあるが、虫の声にしろ、その鳴き声は声帯に因るものではない。ただ、亀の場合は単なる活動音であるため、「表現」する手段ではないところがポイントか。

「亀鳴く」が定着したのは、夫木集にある藤原為家の

川ごしのをちの田中の夕闇に 何ぞと聞けば亀ぞなくなる

の和歌に因る。
余談ではあるが、ウミガメは産卵する時に涙を流すことが知られている。

【亀鳴くの俳句】

亀鳴くと嘘をつきなる俳人よ  村上鬼城

▶ 俳句の季節「俳人は嘘つき?『亀鳴く』の事実」

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