俳句

季語|春一番(はるいちばん)

仲春の季語 春一番

春疾風(はるはやて)

季語と俳句で春一番立春から春分の間に、その年に初めて、南寄りの暖かい強い風(秒速8メートル以上)が吹くことをいう。日本海で低気圧が発達することにより発生し、海難事故や雪崩を誘発する。翌日は寒の戻りとなることが多い。
春一番は、観測されない年もあり、春二番・春三番が確認される年もある。

「春一番」という言葉は、石川県能登地方などで昔から用いられていたものであり、「春一(はるいち)」と呼んだりもする。民俗学者の宮本常一が隠岐地方の調査を、俳句歳時記(1959年)に反映させたことで、一般的な言葉になったという。1963年2月15日の朝日新聞朝刊で取り上げられたことにより、2月15日は「春一番名付けの日」となっている。1976年には、キャンディーズが「春一番」を歌ってヒットさせている。

【春一番の俳句】

胸ぐらに母受けとむる春一番  岸田稚魚

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