俳句

季語|西行忌(さいぎょうき)

仲春の季語 西行忌

季語と俳句で西行忌陰暦2月15日。

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歌人として知られる西行の俗名は佐藤義清で、元は北面武士として鳥羽上皇に奉仕し、弓馬の達人だったとされる。保延6年(1140年)10月、友人の急死、あるいは失恋のために出家し、西行法師と号して各地を旅した。
「新古今集」には第1位となる94首が入撰している。家集に六家集のひとつに数え上げられる「山家集」などがある。有名な和歌に

ねかはくは花のしたにて春しなん そのきさらきのもちつきのころ

があり、この歌のまま釈迦入滅の2月15日に亡くなったと俳諧歳時記栞草(1803年)などに記されるが、実際には文治6年2月16日(1190年3月31日)没。
日本三大俳諧道場の一つとされる神奈川県中郡大磯町の「鴫立庵」は、西行が奥州下りの折

心なき身にもあはれはしられけり 鴫立つ澤の秋の夕ぐれ(新古今集)

と歌ったことにより、寛文4年(1664年)に崇雪が草庵を結び、元禄8年(1695年)に大淀三千風が第一世庵主となって繋いできたもの。

【西行忌の俳句】

今日ばかり花も時雨よ西行忌  井上井月

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