俳句

季語|杉の花

晩春の季語 杉の花

杉の花ヒノキ科スギ亜科スギ属スギは、日本特産の雌雄同株の常緑針葉樹。本州から屋久島の山間部に自生あるいは植林され、2月から4月頃に開花し、花粉症のもととなるスギ花粉を飛散させる。「スギ」は、レバノンスギやヒマラヤスギにも使われるが、これらはマツ科に属し、当項の「杉」とは花期も異なる。
有名な杉のブランドとしては、吉野杉・北山杉・飫肥杉・屋久杉などがあり、著名な杉には屋久島の「縄文杉」・高知の「杉の大スギ」・岐阜の「石徹白の大杉」などがある。

緑色の雌花は枝先に1つづつ、黄色い雄花は枝先に多数花をつけ、雄花の花粉は風に乗って数十キロ飛散する。花粉症は世界的に様々な植物が引き起こす症状であるものの、日本特産である杉による花粉症は、日本特有の症状である。スギ花粉症が初めて報告されたのは1964年であり、以降多くの症例が確認され、国民病ともなっているが、戦火で焼けた山地への植林が影響しているとも言われている。

日本書紀の一書には、杉は素戔嗚(すさのお)の髯から生じたとされている。

【杉の花の俳句】

杉の花はるばる飛べり杉のため  山田みづえ

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