俳句

季語|黄楊の花(つげのはな)

晩春の季語 黄楊の花

黄楊の花黄楊はツゲ科ツゲ属の常緑低木で、3月から4月頃に淡黄色の花弁のない小花をつける。日本の固有変種で、山形県から屋久島にかけて広く分布している。似た植物にイヌツゲがあるが、こちらはモチノキ科の別種である。イヌツゲに対して、黄楊のことを「ホンツゲ」ともいう。
「黄楊」の漢字は、黄色い花が咲く柳を表している。「つげ」の語源は、葉が次々につくところにあるとの説がある。「柘植」とも書く。

黄楊は、古来細工物の材木として珍重され、櫛などに仕立てられた。万葉集にも黄楊の櫛が歌われている。また、樹高が低く枝葉が密になるので、垣根によく用いられている。

【黄楊の花の俳句】

閑かさにひとりこぼれぬ黄楊の花  阿波野青畝

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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