俳句

季語|松茸(まつたけ)

晩秋の季語 松茸

松茸キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節のキノコの一種で、秋の赤松林などで子実体(キノコ)が見られる。日本では高級食材として利用され、「香り松茸味しめじ」の慣用句でも知られる。マツタケオールによる独特の芳香を持っている。ただし、海外では不快な臭いだとされることが多い。
松茸が採れる山は「松茸山」と呼ばれ、痩せた乾燥気味の赤松林であることが多い。松茸の傘が開き切ってしまえば、味も香りも落ちるため、地表から少し顔を出したタイミングで採取しなければならない。近年では松枯れなどの影響で国産のものは減少しており、韓国や中国産のものなどが多く出回っている。

古くから日本人に親しまれてきた食材であり、万葉集にある

高松のこの峰も狭に笠立てて 満ち盛りたる秋の香のよさ

も、松茸を歌ったものだとされている。
俳諧歳時記栞草(1851年)では秋之部八月に分類され、「山城の北山の産、最も佳也」とある。

【松茸の俳句】

松茸や知らぬ木の葉のへばりつく  松尾芭蕉

季語検索を簡単に 季語検索を簡単に 季語検索を簡単に 季語検索を簡単に

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA