季語|夏(なつ) 三夏の季語 夏 炎帝(えんてい)・朱夏(しゅか) 太陽暦では6月から8月まで、陰暦では4月から6月までを夏という。二十四節気では、立夏から立秋の前日まで。五行思想で、赤色を夏に配するところから「朱夏」「赤帝」ともいう。 語源は、「暑い」の「あつ」が転じて「なつ」となったとする説がある。万葉集にある持統天皇の歌、 春過ぎて夏来るらし白妙の衣ほしたり天の香具山 は、「春すぎて夏きにけらし白妙の衣干すてふ天のかぐ山」として百人一首の2番。 【夏の俳句】 月の輪をゆり去る船や夜半の夏 杉田久女