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能村登四郎 

世に柔しき男が殖えて麗なり 
瓜人先生羽化このかたの大霞 
田にすこし潤ひ出でて一の午 
流し雛見えなくなりて子の手とる 
夏めく灯に吾子が欲りするバレー靴 
出てすこし胸張るこころ炎天下 
霧をゆき父子同紺の登山帽 
潮焼にねむれず炎えて男の眼 
薔薇食べるなら血の色の花がよし 
蛍袋に指入れて人悼みけり 
彼も亦無名期ながし黍嵐 
流燈の終のひとつを闇が追ふ 
蓑虫の寝ねし重りに糸ゆれず 
葉ごもる桃午後といふ語をさびしめり 
身を裂いて咲く朝顔のありにけり 
火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ 
毛皮夫人にその子の教師として会へり 
毛皮夫人にその子の教師として会へり 
思はざる急流とあふ探梅行 
匂ひ艶よき柚子姫と混浴す 
薄墨がひろがり寒の鯉うかぶ 
初あかりそのまま命あかりかな 
着る時の羽織裏鳴る淑気かな 
靴大き若き賀客の来てゐたり 
夢いくつ見て男死ぬゐのこぐさ 
焼薯をぽつかりと割る何か生れむ 
あたたかく野の靄つつむ忘れ鍬 
指先の傷やきのふの蓬摘み 
行く春を死でしめくくる人ひとり 
春ひとり槍投げて槍に歩み寄る 
鱧の酢や満座の酔に酔はずをり 
蛸壺に鳴く声のして覗きけり 
さびしさが焼きころがして螢烏賊 

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