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森川許六 

水筋を尋ねてみれば柳かな 
寒山と拾得とよるおちば掻 
明方や城をとりまく鴨の声 
行燈で水菜そろへる冬夜かな 
宿々はみな新茶なり麦の秋 
天龍の黴雨や白髪の渡し守 
半夏水や野菜のきれる竹生島 
涼風や青田のうえの雲の影 
夕立に幾人乳母の雨やどり 
霧の後像に添ゆべき菊もなし 
うの花に月毛の駒の夜明かな 
御命講やあたまの青き新比丘尼 
牽牛花の裏を見せけり風の秋 
十団子も小粒になりぬ秋の風 
苗代の水にちりうく桜かな