俳句

季語|南風(なんぷう・はえ・みなみかぜ・みなみ・まぜ・まじ)

三夏の季語 南風

海南風(かいなんぷう)

南風の俳句と季語南風は夏の季語。夏に南風が吹くと、太平洋高気圧の影響で日本列島は晴れることが多い。

梅雨時の強い南風を荒南風(あらはえ)、梅雨時に黒雲の下を吹く南風を黒南風(くろはえ)、梅雨が明けた後の晴天下での南風を白南風(しろはえ・しらはえ)と言う。
台風の予兆として南風が吹くこともあり、漁師は南風を警戒する。「南風(まじ)が吹いたら魚は釣れない」などと言う。

気象学では、36方位を数字に置き換えて表現するが、南風には「18」が割り振られている。
JRには特急南風号があり、岡山と高知を結んでいる。

【南風の俳句】

恋過ぎて南風に浜雀乗る  秋元不死男
耳もとに波のわきたつ南風かな  久保田万太郎

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