俳句

季語|蝶(ちょう・てふ)

三春の季語 

紋白蝶(もんしろちょう)蝶々(てふてふ・ちょうちょう)胡蝶(こちょう)・黄蝶(きちょう)

蝶の俳句と季語(俤けんじ五十四帖)同じ蝶でも、「揚羽蝶」は夏の季語となる。蝶のことを新撰字鏡では「加波比良古(かわひらこ)」とし、亡くなった人の魂をも表した。川の近くでひらひら飛んでいたからこの名前がついたと言われ、蝶の古名とされるが、カワトンボとの混同ではないかとも疑われる。
因みに蝶は、奈良時代に唐から入ってきた言葉で、「てふ」と読んだ。万葉集に蝶の歌は載らないが、巻五の梅の歌の序文に1箇所だけ「新蝶」として出てくる。古今和歌集には、僧正遍照の和歌として

散りぬればのちはあくたになる花を思ひ知らずも惑ふてふかな

がある。

【蝶の俳句】

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう  折笠美秋
白壁の浅き夢みし蝶の春  秋元不死男

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