俳句

季語|斑猫(はんみょう)

三夏の季語 斑猫

道をしへ(みちおしえ)・みちしるべ

斑猫の俳句と季語コウチュウ目オサムシ科の昆虫で、体長約20㎜。日本では本州以南の、平地から低山地に生息する。4月から10月頃に、美しい金属光沢のある成虫が見られる。

古くは「みちおしえ」と呼ばれていたと考えられるが、中国には「斑猫」という毒を持つ虫がおり、薬として輸入されてきた。それに形が似ていたために、「みちおしえ」のことを「斑猫」と呼ぶようになったと思われる。その名残で、「みちおしえ」こと「斑猫」には、毒があるとの迷信が広がったとも考えられる。「斑猫」に独特の臭いはあるが、毒はない。
「みちおしえ」と呼ばれるようになった所以は、近寄るとふわりと飛び立ち、数メートル先に降り立ちつつ振り返り、ついていくとそれをくり返し、道案内をしているように見えるからである。夏場には、土が露出した神社の参道などに見られ、神のもとへ誘っているようにも映る。

【斑猫の俳句】

つんつんと遠ざかりけりみちをしえ  ほしのたつこ

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