季語|八十八夜(はちじゅうはちや)

晩春の季語 八十八夜

八十八夜の俳句と季語1656年の伊勢暦に記され、1685年からはじまる貞享暦に正式に採用された、日本独自の雑節のひとつ。
立春を起算日として88日目。5月上旬に当たる。「夜」がつくのは、月齢から日を数えていた太陰暦の名残とされる。
現在では「八十八夜」は「新茶の日」とされるが、八十八夜は春の季語、新茶は夏の季語である。
「八十八夜の別れ霜」などと言われるように、遅霜が発生することもある。

「八」「十」「八」の組み合わせで「米」の漢字となることから、農事の吉日。「茶摘」で歌われるように、この日に摘まれた新茶は縁起物となる。

▶ 関連季語 新茶(夏)

【八十八夜の俳句】

出流れの晩茶も八十八夜かな  正岡子規



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