季語|暖か(あたたか) 三春の季語 暖か ぬくし 春は「暖か」、夏は「暑し」、秋は「冷やか」、冬は「寒し」。暑くも寒くもなく、ほどよい感じは、心に余裕を生む。金銭的に余裕があることも、「懐が暖かい」などと表現する。 万葉集に沙弥満誓の和歌で しらぬひ筑紫の綿は身につけて いまだは著ねど暖かに見ゆ とあるように、「暖か」は色にも現れる。 【暖かの俳句】 あたたかな雨が降るなり枯葎 正岡子規