季語|獺祭忌(だっさいき) 仲秋の季語 獺祭忌 子規忌(しきき)・糸瓜忌(へちまき) 正岡子規の忌日の明治35年(1902年)9月19日。「獺祭書屋主人(だっさいしょおくしゅじん)」の別号を持つことから「獺祭忌」、絶筆三句と呼ばれる糸瓜を詠んだ俳句から「糸瓜忌」と呼ばれる。近代俳句ばかりでなく、近代文学に大きな足跡をのこした人物である。 ちなみに「獺祭」は「獺の祭(おそのまつり)」とも呼ばれる獲った魚を並べるカワウソの習慣で、中国の七十二候に「獺祭魚」があることから、春の季語とされる。 【獺祭忌の俳句】 感無量まだ生きて居て子規祭る 柳原極堂 老いて尚君を宗とす子規忌かな 高浜虚子