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立花北枝 

くる秋は風ばかりでもなかりけり 
焼にけりされども花はちりすまし 
打入りて先づあそぶなり池の鴨 
海にそふ北に山なし稲百里 
馬借りて燕追ひ行くわかれかな 
鰯雲鯛も鮑も籠りけり 
冬たつや此御神のことはしめ 
書て見たりけしたり果はけしの花 
夕風になに吹きあげて朧月 
夏酒やわれと乗りこむ火の車 
橋桁や日はさしながら夕霞 
鳶の巣と知れて梢は鳶の声 
笠提て墓をめぐるや初時雨