初夏の季語 新茶
その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことで、一番茶とも呼ばれる。新茶は二番茶や三番茶に比べて苦みが少なく、爽やかな香りがする。
新茶と言えば初夏の季語となり、5月頃のものだとされるが、現在の茶どころは静岡県や鹿児島県であり、温暖な鹿児島では4月中旬から新茶が出回る。
童謡「茶摘」で知られる八十八夜は、立春から数えて八十八日目で、5月のはじめ。八十八夜に摘み採られる茶は、不老長寿の縁起物の新茶として珍重される。因みに八十八夜は春の季語。
【新茶の俳句】
新茶の香真昼の眠気転じたり 小林一茶