俳句

季語|金亀虫(こがねむし)

三夏の季語 金亀虫

金亀子(こがねむし)ぶんぶん

金亀虫の俳句と季語コガネムシは黄金虫とも書き、鞘翅目コガネムシ科に属する甲虫である。同じコガネムシ科に属し、金属光沢のあるものに「カナブン」がいるが、一般に金亀虫と呼ばれているものとカナブンの生態は大きく異なる。金亀虫の頭部は丸っぽいが、カナブンの頭部は四角い。金亀虫の成虫は葉を食して生活しているが、カナブンは樹液をすする。金亀虫の幼虫は植物の根などを食す害虫であるが、カナブンは腐葉土を食して発酵させる益虫である。
俳諧歳時記栞草には「大和本草」の引用で、「五六月、草蔓に生ず。南人収て以粉に養ふ。婦人、白粉の器中に入おく。雄は緑色、光あり。雌は灰色、光なし。形状は飛蛾に似て長し。翼あり。額に両角ありて長し。六足あり。俗、玉虫といふ。」とある。

コガネムシと言えば、野口雨情作詞の童謡に「黄金虫は金持ちだ 金蔵建てた蔵建てた」と歌われるが、この童謡のコガネムシは、チャバネゴキブリのことではないかと言われている。

【金亀虫の俳句】

金亀虫擲つ闇の深さかな  高浜虚子

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