俳句

季語|寒梅(かんばい)

晩冬の季語 寒梅

早梅(そうばい)冬の梅(ふゆのうめ)

寒梅の俳句と季語梅の花は春、実は夏の季語になる。万葉の昔から親しまれてきた花である。

▶ 関連季語 梅(春)

【寒梅の俳句】

わが胸にすむ人ひとり冬の梅  久保田万太郎

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季語|雪(ゆき)

晩冬の季語 

吹雪(ふぶき)雪しまき(ゆきしまき)しまき深雪(しんせつ・みゆき)・六花(ろっか・りっか・りくか)

雪の俳句と季語(三囲の夜雪)雪の結晶は、六角形を基本とすることから「六花」とも言い、様々な形状がある。温度が比較的高いと、平らな六角形の「角板」。温度が低くて湿度が低いと、柱状の六角形の「角柱」。温度が低くて湿度が高いと「針」となる。「初雪」は初冬の季語、「淡雪」「牡丹雪」は春の季語となる。
古くから、雪を見て豊穣を占い、大雪は豊作になると言われてきた。このことから、雪は神聖なものとしてとらえられ、物忌みを意味する「斎潔(ゆきよし)」に雪の語源があるといわれる。万葉集には、 山部赤人の有名な和歌

田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける

など、155首の歌を載せる。
「しまき」は「風巻」と書き、風が激しく吹き荒れることをいうが、特に粉雪が強風にあおられる様子を指す。

【雪の俳句】

酒のめばいとど寝られぬ夜の雪  松尾芭蕉
これがまあ終のすみかか雪五尺  小林一茶
いくたびも雪の深さをたずねけり  正岡子規
降る雪や明治は遠くなりにけり  中村草田男

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