梅 click ⇒ ≪解説≫
梅一輪一輪ほどのあたたかさ 服部嵐雪(遠のく)●白梅やひと日南をあこがれぬ 石川啄木手折らるる人に薫るや梅の花 加賀千代女百歳を越える酒蔵梅ひらく 手塚美佐されば爰に談林の木あり梅の花 西山宗因室咲の非儀は習ひそ窓の梅 青木鷺水三味線も小歌ものらず梅の花 小西来山梅寒く愛宕の星の匂ひかな 宝井其角梅の花あかいは赤いはあかいはな 広瀬惟然梅で呑む茶屋もあるべし死出の山 大高子葉梅の花こたへて曰く梅の花 松木淡々梅にすずめの枝の百なり 向井去来梅白しきのふや鶴を盗まれし 松尾芭蕉三日月は梅にをかしきひずみ哉 立羽不角東海道残らず梅になりにけり 夏目成美草の戸乃ふるき友也梅の花 栗田樗堂徂徠其角並んで住めり梅の花 夏目漱石山里は万歳おそし梅のはな 松尾芭蕉
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