蛙 click ⇒ ≪解説≫
古池や蛙とびこむ水の音 松尾芭蕉●やせ蛙負けるな一茶これにあり 小林一茶(七番日記)●手をついて歌申上る蛙哉 山崎宗鑑ラレレラと水田の蛙鳴き交す 山口誓子母が敷く布団の重し遠蛙 戸恒東人から井戸へ飛びそこなひし蛙よな 上島鬼貫昼蛙どの畦のどこ曲らうか 石川桂郎死に隣る眠薬や蛙なく 竹久夢二歌の作ほりかねの井の蛙かな 西山宗因一畦はしばし鳴きやむ蛙哉 向井去来日は日くれよ夜は夜明けよと啼く蛙 与謝蕪村粉を挽けば蛙遠音に答へけり 高田蝶衣ふと鳴いて白昼やさし野の蛙 大野林火蛙鳴きまくる対岸に作家ゐて 秋元不死男蛙の目越えて漣又さゞなみ 川端茅舎夕蛙いもうと兄を門に呼ぶ 安住敦雨だれや蛙の并ぶ軒の下 小杉一笑雨の木に落てはのぼる蛙かな 小杉一笑月かげにしのぶや聲のなき蛙 滝澤公雄
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