西山宗因 ●
鴨の足は流れもあへぬもみぢかな 季柳さくら都は春の座敷かな 季されば爰に談林の木あり梅の花 季ながむとて花にもいたし頸の骨 季●五月雨や天下一枚うち曇り 季阿蘭陀の文字か横たふ天つ雁 季花をやれとかく浮世は車百合 季世の中や蝶々とまれかくもあれ 季白露や無分別なる置所 季新春の御慶は古き言かな 季有明の油ぞ残る杜鵑 季うぐいすも椎の葉せせる飯野かな 季あべ川の春の氷や古紙子 季歌の作ほりかねの井の蛙かな 季からし酢にふるは涙か桜だい 季これやこの江戸紫の若なすび 季里人のわたり候か橋の霜 季奥深きその情けこそ寒づくり 季
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