鶯 click ⇒ ≪解説≫
鶯や柳のうしろ薮の前 松尾芭蕉雨見えてくるうぐひすのこゑのあと 山上樹実雄鶯や剥かれて匂ふ杉丸太 井口公子鶯のやゝはつきりと雨の中 深見けん二鶯の暁寒しきりぎりす 宝井其角臨終の庭に鶯鳴きにけり 青木月斗うぐいすも椎の葉せせる飯野かな 西山宗因一天や鶯の声充ち満ちぬ 川端茅舎鶯や前山いよゝ雨の中 水原秋桜子ほのかなる鶯聞きつ羅生門 小西来山鶯や餅に糞する縁の先 松尾芭蕉鶯にほうと息する山路かな 服部嵐雪鶯にこの辛子酢は泪かな 宝井其角鶯やあまりにめでてこぼれ梅 祇徳鶯の舌に乗てや花の露 山岸半残うぐひすの海向いてなく須磨の浦 箕田卯七古庭に鶯啼きぬ日もすがら 与謝蕪村
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