鳥帰る(とりかえる)

仲春の季語 鳥帰る

帰る鳥(かえるとり)

季語鴨や白鳥など、日本で越冬した鳥が北方へ帰ること。秋の鳥渡る(渡り鳥)に対応する。

鳥帰るいづこの空もさびしからむに  安住敦



枝垂桜(しだれざくら)

仲春の季語 枝垂桜

糸桜(いとざくら)

季語エドヒガンの枝垂れ品種で、ソメイヨシノより1週間ほど早く咲く。京都府の府花。

▶ 関連季語 桜(春)

山姥は枝垂桜に紅を乞ふ  平畑静塔



初桜

仲春の季語 初桜

初花(はつはな)

季語その年に初めて咲いた桜。

▶ 関連季語 桜(春)

初花に命七十五年ほど  松尾芭蕉



たんぽぽ

仲春の季語 たんぽぽ

蒲公英(たんぽぽ)・鼓草(つづみぐさ)

季語キク科タンポポ属。在来種は外来種(セイヨウタンポポ)に比べ、背が低く、種の数が少ない。セイヨウタンポポは開花期間が長く、夏場でも見られる。

タンポポの名は、別名を鼓草と呼ぶことから、鼓を意味する小児語であったタンポポが使われるようになった。元はフチナ(藤菜)、タナ(田菜)などと呼ばれていたらしい。英語名の dandelion はフランス語の dent-de-lion に由来し、ライオンの牙を意味する。

たんぽぽの花の仔細に着陸す  稲畑汀子
たんぽぽや長江濁るとこしなへ  山口青邨