三冬の季語 鱈
タラ目タラ科のマダラ・スケトウダラ・コマイなどを指し、特に「鱈」といった場合にはマダラを指すことが多い。マダラはホンダラとも呼ばれ、北太平洋に広く分布し、山口県以北の日本海や茨城県以北の太平洋岸で獲れる。腹がふくれて、全長は120cmに達する。
夏場は大陸棚の深部に生息しているが、12月から2月頃には産卵のために沿岸に寄ってくる。それを底びき網などで水揚げするが、その漁場は「鱈場」と呼ばれる。ちなみに「鱈場蟹」は、鱈の漁場で獲れる蟹の意である。
古くから日本人には馴染みのある食材で、縄文時代の遺跡からも骨が出土している。
冬の季語ともなるように、旬は冬で、その白身の癖のない味は、鍋料理の定番であるほか、ムニエルやフライなどにしても美味い。白子や、卵巣の「真子(まこ)」も美味であるが、鮮度の問題で刺身にされることは少ない。また、身を干物にした「棒鱈」も俳句によく詠まれている。近年では胃を唐辛子などに漬け込んだ韓国料理のチャンジャも人気である。
「鱈」の漢字は、雪のような身の白さを表したもので、国字である。「たら」の語源は体表の「斑(まだら)」にあるという説が有力。俳諧歳時記栞草(1851年)には「俗名、大口魚」とある。
【鱈の俳句】
船去って鱈場の雨の粗く降る 寺山修司

俳諧歳時記栞草(1851年)には「歳の暮に、親戚・朋友を会め宴を設く。これを年忘といふ。これ年中の労を忘るゝ意也」とある。
「狐火」とは、火の気のないところに現れる怪火をいう。「鬼火」と同じものと捉えられがちであるが、「鬼火」は信仰に基づいて語られることが多いのに対し、「狐火」は人を惑わすものとして捉えられることが多い。
「マスク」は、「覆うもの」を表す英語「mask」からきている。この「mask」の語源は、仮面などを表すイタリア語「maschera」、あるいは幽霊を表すラテン語「mascus」にあるという説がある。
アブラムシ科の昆虫で、白腺物質を分泌するものの通称。リンゴの害虫として知られるリンゴワタムシや、ワタアブラムシ、トドノネオオワタムシなどがある。
「咳き(しわぶき)」ともいう。気道に侵入した異物を吐き出す防御反応が「咳」であり、体温が下がって免疫力が低下する冬場には、咳をすることが多くなる。また、乾燥しやすい冬場には、喉の粘液が薄くなり、咳が出やすい。