俳句

季語|焼酎(しょうちゅう)

三夏の季語 焼酎

泡盛(あわもり)

焼酎の俳句と季語日本において16世紀以前から製造される蒸留酒である。高純度エタノールに加水した連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)と、原料本来の風味が残る単式蒸留焼酎(焼酎乙類)がある。原料によって、米焼酎・麦焼酎・芋焼酎・黒糖焼酎・粕取り焼酎・そば焼酎・栗焼酎・泡盛などに分かれる。
芋焼酎などは、原料を収穫した後すぐに仕込まれるため、新酒ができるのは秋になる。けれども、アルコール度が高く、夏場も腐敗することなく飲める上に、水割りやロックにしても美味いために、夏場にも重宝する酒である。ビールが出回る以前は暑気払いに飲まれていたため、夏の季語となっている。

商品としては焼酎乙類の人気が高いが、「乙類」に対するイメージの改善のために、「本格焼酎」という言葉も生まれている。原料によって産地がほぼ固定化されており、有名なのは鹿児島の芋焼酎、大分の麦焼酎、沖縄の泡盛、奄美の黒糖焼酎、宮崎のそば焼酎、熊本人吉で球磨焼酎と呼ばれる米焼酎などである。
芋焼酎の製造方法改善による風味向上の影響もあり、2000年代に第3次焼酎ブームが起こった。以降、その保存性を含めた流通のし易さもあって、居酒屋などで日本酒を上回る人気が続いており、幻の焼酎と呼ばれるものも生まれている。

【焼酎の俳句】

焼酎にゑうてあざける浪高し  森川暁水



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