カテゴリー: 季語
季語|郭公(かっこう・ほととぎす)
三夏の季語 郭公
鳥綱カッコウ目カッコウ科で、ホトトギスに近縁。日本には夏鳥として5月ごろ飛来し、8月頃まで留まる。オスは「カッコー、カッコー」と鳴く。
托卵を行うことでもよく知られ、モズなどの巣に一つ卵を生み落とす。そこで生まれた雛は、他の雛を追い落として成長する。
鳴き声が人を呼ぶように聞こえるところから、呼子鳥と呼ばれることもある。
江戸時代までは「郭公」と書いて「ほととぎす」と読むことが多く、カッコウのことは「かんこ鳥」とも呼んでいる。「かんこ鳥」は、「喚子鳥(よぶこどり)」の読み違いだとされる。
▶ 関連季語 時鳥(夏)
【郭公の俳句】
【郭公の鳴き声】ユーラシア大陸で越冬した郭公は、5月頃になると日本に渡ってくる。その鳴き声は、「カッコー」と聞きなされる。(YouTube 動画)
季語|焼酎(しょうちゅう)
三夏の季語 焼酎
日本において16世紀以前から製造される蒸留酒である。高純度エタノールに加水した連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)と、原料本来の風味が残る単式蒸留焼酎(焼酎乙類)がある。原料によって、米焼酎・麦焼酎・芋焼酎・黒糖焼酎・粕取り焼酎・そば焼酎・栗焼酎・泡盛などに分かれる。
芋焼酎などは、原料を収穫した後すぐに仕込まれるため、新酒ができるのは秋になる。けれども、アルコール度が高く、夏場も腐敗することなく飲める上に、水割りやロックにしても美味いために、夏場にも重宝する酒である。ビールが出回る以前は暑気払いに飲まれていたため、夏の季語となっている。
商品としては焼酎乙類の人気が高いが、「乙類」に対するイメージの改善のために、「本格焼酎」という言葉も生まれている。原料によって産地がほぼ固定化されており、有名なのは鹿児島の芋焼酎、大分の麦焼酎、沖縄の泡盛、奄美の黒糖焼酎、宮崎のそば焼酎、熊本人吉で球磨焼酎と呼ばれる米焼酎などである。
芋焼酎の製造方法改善による風味向上の影響もあり、2000年代に第3次焼酎ブームが起こった。以降、その保存性を含めた流通のし易さもあって、居酒屋などで日本酒を上回る人気が続いており、幻の焼酎と呼ばれるものも生まれている。
【焼酎の俳句】
焼酎にゑうてあざける浪高し 森川暁水
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季語|鱧(はも)
三夏の季語 鱧
ウナギ目ハモ科に分類される海水魚で、体調1~2メートル。日本では本州中部以南に見られ、白身の高級魚として、特に関西で珍重される。
口が目の後ろまで裂けた独特の風貌を持ち、「はも」の名は、そこから連想される「食む(はむ)」に由来しているという説がある。
日本では、鱧は縄文時代から食されてきたと考えられている。ただ、小骨が多く、食するには骨切りをする。骨切りをした鱧は湯引きして、梅肉や酢味噌で食べるのが一般的である。鱧を蒲鉾などに使った時には、残った皮を二杯酢で食したりするが、これを「鱧の皮」と言う。
鱧の旬は7月で、京都の祇園祭に重なるために、このころの鱧は「祭鱧」とも呼ばれる。また祇園祭は、客人を鱧料理でもてなすことから、「鱧祭り」の別名もある。
初夏の出始めの鱧は「水鱧」ともいう。
【鱧の俳句】
大粒の雨が来さうよ鱧の皮 草間時彦
夕風にととのふ鉦や祭鱧 桂信子
季語|芥子の花(けしのはな)
初夏の季語 芥子の花
地中海地方原産の、ケシ科ケシ属の一年草。ポピーとも呼ばれるヒナゲシとは区別する。また、「芥子」は「からし」とも読み、芥子菜をも指す。これは、その細かさで「芥子粒」ともよばれる種子が似ているためである。
日本へは室町時代に伝来したと見られるが、アヘンやモルヒネの原料となるため、現代ではあへん法で栽培が禁止されている。一部、薬などの研究のために栽培されることもあるが、栽培許可を受けて厳重に管理しなければならない。
芥子の草丈は1~2メートル、5月に紅・白・紫の花をつける。花が散ると、鶏卵大の芥子坊主をつけるが、この芥子坊主は、晩夏の季語になっている。
現代では見る事も叶わず、俳句に詠み込むにしてもヒナゲシやオニゲシを見ながら空想の世界に遊ぶしかないが、江戸時代の俳諧歳時記栞草では「罌粟の花」として、夏之部四月に分類され、以下のようにある。
時珍曰、一名象穀、一名米嚢、一名御米。其実の形、罌子(あうし)の如し。其米、粟の如し。乃ち穀に象て供御とすべし。故に諸名あり。秋種え、冬生ず。わか苗、蔬になして食ふ、甚佳し。葉、白苣の如く、三四月、薹を抽で、青苞を結ぶ。花ひらくときは、苞脱す。花、四弁、大きささかづきの如し。罌は花中にあり、しべこれをつつむ。花開て三日、即ち謝(わり)て罌、茎の頭にあり。長さ一二寸、大さ馬兜鈴の如し。上に蓋あり、下に蔕あり、宛然として酒罌の如し。中に白米あり、極めて細し。其花、変態常にあらず。白き者、紅の者、粉紅の者、杏黄の者、半紅の者、半白の者、故に麗春といひ、賽牡丹といふ。又錦被花といふ。
ここに、麻薬としての記述はない。なお、「罌」は甕のことである。
【芥子の花の俳句】
散り際は風もたのまずけしの花 宝井其角
散時の心安さよけしの花 越智越人
季語|蜘蛛(くも)
三夏の季語 蜘蛛
節足動物門鋏角亜門クモガタ綱クモ目。6本脚の昆虫とは別のグループに分類され、8本の脚を持つ。また、腹部から出る糸で網を張って、昆虫などを捕食することで知られているが、網を張らずに生活する蜘蛛も多い。
蜘蛛の語源は、アシダカグモの漢名の「喜母(きも)」にあると考えられている。
ハエトリグモやアシダカグモなど、日本では約1300種の蜘蛛が知られているが、俳句では女郎蜘蛛がよく詠み込まれる。その体色から花魁と見なされた女郎蜘蛛は、直径1mくらいの網を張り、弱いながらも毒を持つ。雌は30㎜に達する大きな蜘蛛であるが、雄はその半分以下の大きさしかなく、しばしば雌の餌となる。谷崎潤一郎の小説「刺青」など、文学でもよく取り上げられる生物である。
なお、女郎蜘蛛は秋によく見られるが、俳句の世界では夏の季語となる。
ヨーロッパの伝説に登場する毒蜘蛛タランチュラなど、古来、その姿の異様さから恐れられてきた生物であり、現在でも害虫と見なされることが多い。しかし、本来は害虫を退治する益虫である。近年では、その強靭な糸が産業界に役立つのではないかとも言われている。
また、身近な生物であるために、「朝に蜘蛛を見ると縁起が良く、夜に蜘蛛を見ると縁起が悪い」という俗説も生まれた。文学では、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」が有名である。
【蜘蛛の俳句】
蜘蛛に生れ網をかけねばならぬかな 高浜虚子
季語|筍飯(たけのこめし)
初夏の季語 筍飯
筍ご飯(たけのこごはん)
筍を使った炊き込みご飯を、筍飯という。
江戸時代には、目黒は孟宗竹の名産地として知られ、目黒不動の門前町では筍料理が提供されていた。中でも筍飯は評判で、ここから庶民にも広がっていったと考えられる。
ただし、角伊勢・大黒屋・内田屋といった名の知れた料亭には、名物の筍飯よりも給仕をする妙齢の女性を目当てにする客が多かったようで、正岡子規の「病牀六尺」には、その思い出が綴られている。
子規が訪れたのは、明治27年の3月末。牡丹亭で筍飯を持ってきてくれた十七、八の女性に恋してしまった。子規は思い出に、「筍や目黒の美人ありやなし」の俳句を詠んでおり、よほど印象に残ったものと思われる。
▶ 関連季語 筍(夏)
【筍飯の俳句】
目黒なる筍飯も昔かな 高浜虚子
季語|花篝(はなかがり)
季語|馬酔木(あせび)
晩春の季語 馬酔木
ツツジ科アセビ属の常緑低木で、山地に自生する。3月から4月頃に白い壺のような花をたくさんつけて、独特のにおいがある。園芸品種には、ピンクの花をつけるものもある。
「馬酔木」は「あせび」と読むだけでなく、「あしび」「あせぼ」などとも読む。ただ、ひらがな表記をすると、「あしび」は秋の季語「葦火」と、「あせぼ」は夏の季語「汗疹」と混同するので注意が必要である。また、花を強調するために「馬酔木の花」とすることが多く、「馬酔木花」と書いて「あせび」と読ませることもある。
馬がこの葉を食べると毒に当たり、酔ったようになるために「馬酔木」の名がついたと言われる。鹿が食べると角が落ちるとも語られ、鹿もこの木を食害しないため、奈良公園の浅茅ヶ原には馬酔木がよく見られる。
古くから日本人に親しまれてきた馬酔木は、万葉集にも10首ほど歌われ、謀反の疑いで処刑された大津皇子が二上山に葬られた時の大伯皇女の和歌
磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど 見すべき君が在りと言はなくに
は有名である。
また、万葉集には馬酔木を詠みこんだ長歌もあるが、これには馬酔木の名所として知られた「草香の山」が登場する。そこでの馬酔木(あしび)は、「悪し」に掛けられたりしている。
俳句の世界では、季語というよりも反ホトトギス色の濃い俳誌「馬酔木(あしび)」の方をイメージすることが多いかもしれない。元は「破魔弓」だったが、水原秋桜子が参加してその古色を嫌い、「馬酔木」となった。
季語|八重桜(やえざくら)
晩春の季語 八重桜
「八重桜」は、八重咲きになる桜の総称で、通常の桜は5弁なのに対し、6枚以上の花弁をつける。また、咲き方にも呼称があり、15枚までのものを半八重咲、5枚の花と半八重咲が混合しているものを一重八重咲、20枚から70枚の花弁で咲くものを八重咲、100枚以上のものを菊咲と呼ぶ。
品種としては、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)、カンザン(関山)、イチヨウ(一葉)などがある。ソメイヨシノよりも開花期が2週間ほど遅い。
徒然草には
八重桜は奈良の都にのみありけるを、この比ぞ世に多くなり侍るなる。吉野の花、左近の桜、皆一重にてこそあれ。八重桜は異様の物なり。いとかちたくねぢけたり。植ゑずともありなん。遅桜、又すさまじ。虫のつきたるもむつかし。
とある。伊勢大輔の和歌
いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな
は、小倉百人一首61番。平安時代の女房の装束では、五衣に桜色を用いることを「八重桜」と呼んだ。
2013年には、NHK大河ドラマで新島八重を取り上げた物語が「八重の桜」として放映され、人気を呼んだ。
▶ 関連季語 桜(春)